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デイケアよつば🐵の『敬老会』(番外編)

ここからは【デイケアよつば🐵の『敬老会』】の番外編です。

『閉会式』の後には、毎回🕒『アンコールタイム』というものを設けています。最近では、その時間にスタッフ『劇団』を開演することが定番となっております。そのため今回もスタッフ『劇団』を皆さんに披露させて頂きました。

今回の物語は『おしゃれ?な王様』です。これはアンデルセン童話の『はだかの王様』をスタッフ『劇団』風にアレンジしたものです。実は去年に『はだかの王様』を行ったのですが、実際に裸になるわけにはいかないため、見ている利用者さまに 何をしているのか伝わりにくかったのでは・・・?と劇団員内で話があがりました。そこで当劇団の脚本家が、『裸』の変わりに、『変な服』を着させてみたら 利用者さまに伝わりやすいので?とヒラメキ、この物語ができました。

これからスタッフ『劇団』の『おしゃれ?な王様』の様子を皆さんに紹介させて頂きたいと思います。お時間がある方(かた)は、是非スタッフ『劇団』の茶番にお付き合い下さい。それではスタッフ『劇団』の『おしゃれ?な王様』の公演、はじまりはじまり~。

 

👇開演直前の司会進行の挨拶です。利用者さまにスタッフ『劇団』の開演を告知します。

 

👇【王様】と【大臣】、そして【仕立て屋】の登場です。

【王様】・・・よつば王国という国の王様。人に褒められたり、自慢をすることが好き。

【大臣】・・・よつば王国に仕える王様の側近。王様のことを大切に思っている。

【仕立て屋】・・・仕立て屋と名乗る女性。しかしその正体は・・・?

 

👇【王様】がお洒落好きということを聞きつけた【仕立て屋】。その【仕立て屋】は、【王様】のところにやってきて 自分は「この世で1番素晴らしい洋服を作ることができる」と。お洒落に目がない【王様】は、一つ返事で【仕立て屋】の話に乗りました。

 

👇服を作るために席を外した【仕立て屋】。【王様】は洋服が出来上がるのが待ちきれず、側近の【大臣】に その様子を見に行かせました。【仕立て屋】の作る布を見て、【大臣】はお世辞にもお洒落なものには見えませんでした。【大臣】は悩みました。このことを【王様】にどう伝えるべきかと・・・。【王様】にショックを与えたくない、はたまた嘘をつくのも気が引けてしまうし・・・。

 

👇【大臣】は他の者にも、あの服を見てもらったらどうかと💡ひらめき💡ました。今度は【役人】を【仕立て屋】のところに連れていきました。しかし【役人】も【大臣】同様、【仕立て屋】の作る布を見て、どこをどう見てもお洒落と呼べるものには見えませんでした。

【役人】・・・よつば王国に仕えるお役人さん。大臣の下で働いている。

 

👇【大臣】と【仕立て屋】は【王様】にどう伝えるべきか悩みました。【大臣】は王様を傷つけたくないという思いから、とっさに「仕立て屋の作っている服は、この世ものとは思えないほどのすばらしい洋服」と嘘をついてしまいました。それを聞いた【王様】は大喜びです。

 

👇【仕立て屋】は再び、王様の元にやってきました。そして【王様】に出来上がった洋服を見せました。・・・しかし王様はその服を見て、🌋大激怒🌋しました。「わしはこんなボロ布を持ってくるように言った覚えはない!」と。すると【仕立て屋】は言いました。「この洋服の良さは凡人には分からないかもしれないが、センスの塊のような王様であれば、このすばらしさがきっと分かるはず。」と。

 

👇【王様】は【仕立て屋】の言葉に すっかり気分良くし、その洋服を着てみました。【仕立て屋】は【王様】に「是非国民にもその洋服をみせるべき!」と提案しました。その気になった【王様】はパレードを開くことにしました。【大臣】は内心、気が気ではありませんでした。

 

👇この【仕立て屋】、実は【ペテン師】だったのでした。お洒落好きな【王様】がいると耳にした【ペテン師】は、【王様】はプライドが高く 強欲なところがあると見抜き、自分の巧みな言葉で攻めれば騙せると思ったのでした。

 

👇そして ついにパレードの時がやってきました。最初は【王様】、誇らしげに街中を歩いていましたが、国民がざわめき始めたことに気付きました。その言葉をよく耳にすると「王様はダサい!」「王様はダサい!」という言葉がたくさん上がってきました。それを聞いた【王様】は🌋大激怒🌋です。怒りが収まらない【王様】に、1人の【国民】が言いました。「せっかくのお祭りの日に起こったら損だよ」と。【王様】は、その【国民】の言葉に冷静さを取り戻しました。

 

👇【王様】は楽しむことにしました。しかし【王様】は、何をして楽しんだら良いか 分かりませんでした。そこに1人の【国民】が提案しました。「王様、歌を歌ってよ!」と。そして【王様】のゲリラライブのスタートです!【大臣】も【役人】も自分の任務を忘れて【王様】と一緒に大はしゃぎ!これで少しは【王様】の気も晴れたのでは?

 

👑【王様】は国民に「王様はダサい!」と言われ、恥ずかしさと怒りでいっぱいではありましたが、国民と一緒に過ごせたことは、【王様】にとっても嬉しかったようです。これからは身なりばかりを気にするのではなく、国民にも歩み寄ろうと思う、【王様】なのでした。めでたしめでたし。

 

以上がスタッフ『劇団』の『おしゃれ?な王様』でした。この公演は時間にすると約30分くらいのものになっております。劇を公演までに持っていくことは簡単なことではありません。まずは脚本作成から始まり、その後は演者とセリフの読み合わせや、衣装、小物の作成。自主練でセリフを覚え、通常業務の終了後に、演者は集まり、皆で動きとセリフ合わせ。全然苦ではないと言えば嘘になりますが、団員全員楽しんで参加しております。『一つのことを皆で作り上げる』、これはスタッフ間の絆を深めることにもつながります。セリフを覚えることは正直大変ですが、練習で皆で集まっている時間に、雑談や笑い話ができることも、とても貴重で素晴らしい時間と思います。さらにスタッフ『劇団』の公演を見て、利用者さまに少しでも喜んでもらえば、なお本望です。これからもスタッフ『劇団』は、学校のサークル活動のように、楽しくやっていければと思っていますので、皆さまに暖かく見守って頂けると嬉しいです。

 

長くなりましたが、最後までスタッフ『劇団』にお付き合い下さりありがとうごさいました。これでスタッフ『劇団』の公演は終幕させて頂きます。(*´ω`*)