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『ふたば節分会2025~スタッフ劇団編~』

『ふたば節分会2025』の締めくくりは『スタッフ劇団』の公演です。この時間からデイケア『よつば』の利用者さまも一緒に参加しました。

今回の『スタッフ劇団』。タイトルも、その内容も『節分(せつぶん)』。それでは早速、皆さまを『スタッフ劇団』の世界に、誘(いざな)っちゃいまSHOWTIME!!

①それでは はじまりはじまり~。

 

②むかしむかしあるところに、よつば村というところがありました。そこに貧しい百姓のおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんとおばあさんは、この年まで一生懸命働いても 福の神にもめぐり会うことはありませんでした。

 

③今日は節分。それなのにおじいさんとおばあさんには何の準備もすることができませんでした。それでもおじいさんは節分をすることを諦めきれません。そんなおじいさんを見たおばあさん、何か思いついたようで おばあさんはおじいさんをあるところへ連れて行くことにしました。

 

④着いたのは町の質屋でした。質屋に着くや否や、おばあさんは自分の腰巻を質屋に差し出しました。どうやらおばあさん、その腰巻を売ってお金を作ろうとするみたいです。

 

⑤・・・しかし質屋の返答は残酷なもので、その腰巻では買い取れないと。すると今度はおばあさん、なんと突然着物を脱ぎだしたのです。おじいさんはたまらず言いました。『ばあさん!何やっとるん!?』 それに対しおばあさんは『仕方ないじゃん!どうしても豆が欲しいんじゃろ?この着物でも売らないと・・・。』

 

⑥2人のやりとりを聞いていた質屋。おじいさんを思いやるおばあさんに感動し、突然泣き出しました。そして質屋は2人に言いました。『今日は特別に豆を ただで差し上げましょう!』

 

⑦豆をもらい質屋と別れたあと、どうもおばあさんの様子がおかしい・・・。おじいさんは言いました。『ばあさん?さっきから喋らんけど、どうしたん?気分でも悪いん?』するとおばあさん、『見たか、じいさんよ。人はの、情をうっておけば、あのようにコロッと騙されるんじゃ。』と。どうやらおばあさんは、気分が悪くて喋らなかったのではなく、笑いを堪えるのが必至で黙っていた様です。また、始めっから質屋を騙すつもりで着物を売る振りをしていたようです。

 

⑧家に戻ってきた おじいさんとおばあさん。2人は早速節分をすることにしました。・・・しかし、いざ豆まきをしてみても虚しさだけがこみ上げてくる2人。『はぁ。何が楽しくて豆を投げとるんかねぇ・・・。』

 

⑨そこでおじいさん、おばあさんに1つ提案してみることにしました。『鬼は外、福は内を反対に言ってみようや。』そして、2人は何かが変わることを期待して豆を撒きながらいいました。『鬼は~内!福は~外!』

 

ドォーン!!雷のような大きな音が鳴り響きました。おじいさんとおばあさんが、大きな音がする方をみると、なんと鬼が立っていました。

 

⑪鬼は言いました。『節分の日に人間の家に招かれるのは有り難い。存分に楽しませてもらおう。』そして、鬼は おじいさんとおばあさんに、自分について来いと言いました。2人は鬼が怖くて、言われるがままについて行くしかありませんでした。

 

⑫鬼がおじいさんとおばあさんを連れてきた場所は質屋でした。鬼を見た質屋も、驚きと恐怖を隠せませんでした。鬼は自分の履いている虎のパンツを脱ぎだしました。おばあさんは嬉しそうに目を手で覆いながら『いや~ん♡けだもの~♡』と。このおばあさんっていったい・・・💧 おじいさんも鬼に、恐る恐る『鬼さん?人の妻の前でパンツなんか脱いで、どうするつもりなんじゃ?』と問うてみました。

 

⑬鬼は自分の虎のパンツを質屋に買い取るようにいいました。そう、この虎のパンツはとても貴重で高価なものでした。それに気付いた質屋もビックリ!

 

⑭質屋は店の奥から千両箱を持ってきました。それを見た鬼は『しけた額だな・・・まあこんなぼろな店じゃ、このくらいの額が精一杯か。』と言い、仕方なく その千両箱を受け取りました。

 

⑮鬼は、店の奥にある掛け軸が目に入りました。なんとその掛け軸には鬼退治で有名な鍾馗様の絵が描かれていました。鬼は怖くなり、一目散に質屋から出て行きました。そんなことを何も知らないおじいさんとおばあさんは、鬼が突然質屋を飛び出した理由も分からず、とりあえず鬼の後を追って行くことにしました。

 

⑯質屋を飛び出した鬼は、賑やかな町にいました。町に着くころにはすっかり威勢を取り戻していました。鬼は2人に叫びました。『じいさんや!ばあさんや!はよ来い!来ないと食べちぎるぞ!』それを聞いた2人は大慌てで鬼に追いつきました。

 

⑰鬼は2人に1枚の小判を差し出して言いました。『この町にある、あらゆる美味しいものをこのお金で今すぐ買って来い』と。

 

⑱おじいさんとおばあさんは、既に寝静まているお店を叩き起こし、必死の思いでたくさんのご馳走を買い揃えました。

 

⑲ご馳走が揃うと鬼は言いました。『じいさん!ばあさん!今から宴会じゃ!ほらほら。お前らも踊れ踊れ!』2人は鬼と共に、飲めや歌えやの大騒ぎをしました。そして時間が過ぎ、気付けば もう夜中の2時です。

 

『あんたたち!一体今何時だと思ってんの!?』隣に住むおばさんが怒鳴り込んできました。どうやら鬼たちのどんちゃん騒ぎは、寝静まっていた近所の家々を起こしてしまったようです。隣のおばさんは言いました。『この酔っ払い集団!』鬼は反論しました。『お主こそ、この夜中に大声を張り上げて、酔っ払っておるんじゃろ?』と。

 

㉑隣のおばさんは言いました。『あたいは酔っ払ってなんかいない!正真正銘の正気よ!』それを聞いた鬼は突然 震え上がって怯えだしました。鬼は、隣のおばさんの言った【正気(しょうき)】と鬼退治の【鍾馗(しょうき)】を聞き間違えたのでした。そして ついにはたまらなくなり『ひえ~!ご勘弁を~!』と叫びながら、町を飛び出し夜空に逃げて行きました。

 

㉒鬼が去ったあと、おじいさんとおばあさんは千両箱が落ちていることに気付きました。すると空から鬼の声が響いてきました。『じいさんよ、ばあさんよ、達者で暮らせよ。千両箱の残りは世話になった礼じゃ。』と。

 

㉓一攫千金を手に入れた2人、大喜びです。

 

㉔2人はあまりにも嬉しくて、夜中に関わらず踊りだしました。でも騒いだら、またあの隣のおばさんに叱られるのでは・・・?大丈夫!踊りを始める前に おじいさんとおばあさんの方(ほう)から、隣のおばさんを誘い出しました。ん?よく見ると鬼までいますね。おそらく鬼も楽しく踊っているおじいさんたちにつられて出てきたのでしょう。

 

㉕最後は千両箱と決めポーズ!

 

㉖おじいさんとおばあさんは思うのでした。千両箱を置いて行ってくれたあの鬼、彼こそが実は福の神さまだったのではないか?と。その後 2人はいつまでもいつまでも長生きをし、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

 

㉗オーディエンス(利用者さま)の皆さまからもこの通り大盛況でした。

 

以上が『スタッフ劇団』の『節分(せつぶん)』の物語でした。皆さま、楽しんで頂けたでしょうか?時間にすると20分から25分くらいの公演でした。『スタッフ劇団』の団員はいつも思います。もちろん練習の段階から楽しんではやっておりますが、本番の時に見ている方々から何かしらのレスポンスがあると励みにつながると。温かい言葉だと最高に嬉しいのですが、それに限らず野次的な発言でも不思議と有難いものです。一番悲しいのが、このシーンは笑いが巻き起こることを狙ってやったのに、実際は『し~ん』と無反応のことも笑 まあ良いのですが、心が折れそうになることも・・・💧 でもこの『スタッフ劇団』が、誰かのことを元気づけたり、楽しみにしてくれる人がいるうちは、頑張って続けていきたいと団員の全員が思っているようです。なので、これからも『よつばケアセンター』の『スタッフ劇団』を応援してあげて下さいね(*´▽`*)

 

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